監査のトリセツ

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監査のトリセツ「内部統制監査」

上場会社において、内部統制監査制度が導入をされてからそろそろ10年を超えています。内部統制監査ってどのような制度なのでしょうか。もともとは、エンロン事件を発端にして米国において、サーベンスさんとオックスリーさんが考えた法律で、会社内部で粉飾...
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監査のトリセツ「税効果会計」

税効果会計は、公認会計士でもよくわかっていない人が多いです。そこそこベテランの方でもよくわからないまま来ている人が多いような気がします。税効果会計は、会計上の利益と税務上の利益に差異がある場合にこれを適切に調整することにより適正な期間損益計...
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監査のトリセツ「税金調書‐別表4、5-1、5-2」

税金調書を作成するうえで、別表4、別表5-1、別表5-2という税務上の貸借対照表、損益計算書、法人税、住民税、事業税、租税公課の明細サマリー部分をどうやって見るかというのを知らない会計士は多いかと思います。だいたいこの3表と納税一覧表を照合...
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監査のトリセツ「サンプリング」

財務諸表監査を行う場合には、サンプリングという概念が非常に重要になります。 監査の手続きの一つに実証手続きという手続きがあります。分析的実証手続きと詳細テストにわかれるのですが、サンプリングの概念が重要になるのは、詳細テストの方の手続きにな...
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監査のトリセツ「監査の重要性って?」

監査には「重要性」という概念があります。税金の世界には基本的に「重要性」という概念はなく、1円でも間違ってはダメなのですが、監査において「重要性」という概念がなぜ生じたかというと、税金の世界が、申告書に基づく納税によって会計に基づいて直接的...
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監査のトリセツ「仕入・原価計算・在庫・仕入債務」

仕入・原価計算や在庫・仕入債務は表裏一体のため、一般に同一の担当者が担当します。特に、原価計算はブラックボックス化し易いため、適切なヒアリングに基づいて、原価計算の仕組みを確かめ、適切な検証を行う必要がありますが、この部分の監査手続きは足り...
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監査のトリセツ「税金調書」

税金の調書は、税効果を除き、不正リスクなどはあまりない科目だと思いますので不正を見落とすなどの可能性はあまりないかと思いますが、一度も作ったことがないと全く手出しができない最難関の1つである科目調書になります。他の科目と同じようにリードで各...
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監査のトリセツ「投資、デリバティブ」

有価証券や投資有価証券などの投資科目は、まとめて監査担当科目としての割り振りを行うのが一般的です。一般事業会社であれば、複雑な金融商品があることは少ないと思います。大まかに言うと、金融商品に関する会計基準に則った処理を会社が行っているかを監...
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監査のトリセツ「人件費」

人件費は、新人から2年目に担当する機会が多い科目となります。この科目は、大きなエラーが見つかることはほとんどないですが、それなりにやりごたえのある科目です。 以前は、ペイロールテストといって、サンプルとなる人員を抽出して、抽出された人員の就...
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監査のトリセツ「諸勘定」

その他資産・負債、営業外損益、特別損益と諸勘定とか雑勘定と言われる科目についてまとめてお話をします。 その他資産・負債の監査は、一般に新人の科目となります。しかし、結構エラーが潜んでいるものです。例えば、人件費に関係する科目がその他資産・負...