公認会計士 JOYの資産運用おすすめサイト&本ランキング

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資産運用や長期投資・FIRE研究をテーマに、いらすとや風で描かれたカフェで投資を学ぶ男女のイラストアイキャッチ画像

【初心者〜初中級者向け】Happy Master JOYが選ぶ!資産運用おすすめサイト&本ランキング|長期投資でFIRE研究を楽しむために

こんにちは!公認会計士のHappy Master JOYです。
私は投資家として「初中級者」くらいの立ち位置にいると思っています。
このページでは、私が日々のFIRE研究や資産運用の中で本当に役立っている「サイト」や「書籍」を、初心者向けと初中級者向けに分けてご紹介します。

はじめに:長期投資こそ再現性の高い投資スタイル

投資を始めてから感じるのは、「長期投資こそ再現性が高く、誰でも大きく損をせずに成果を出せる」ということです。
一方で、スキャルピングやデイトレードのような短期売買は、私には理解できませんし合いませんでした。チャート分析やテクニカル指標に関する知識はほとんどありません。また、私は公認会計士なので、有価証券報告書、決算短信などの数値情報がどのような意味を持っているかなどのファンダメンタル部分についてはプロ中のプロではありますが、ほとんど有価証券報告書や短信などを使ってのファンダメンタル分析もやりません。結局、現在の株価が割高なのか割安なのかってチャート、ファンダやPER、PBR、PSRなどを使っても私にはイマイチわからないんですよね。

しかし、それでも問題ないかなーと思ってます。なぜなら、投資で最も重要なのは「どの期間で勝負するか」という点にあり、素人は『長期』で勝負するということが大事だと思うからです。
短期・中期・長期という期間の選択は、投資戦略の軸になります。どの期間で勝負するかを明確にして、投資のプロではない投資初心者や初中級者は長期投資を主戦場にして投資を行えば、必要な知識も精神的な負担も小さく、タイパの良い成果が得られるのではないかと確信をしています。長期投資には、損切りも利確もありませんので、これがないだけでホントに精神的な負担は小さく、投資に要する時間が少なくて済みます。また、長期投資であれば、現在の株価が割安なのか割高なのかよりも将来にわたって伸びるのか伸びないのかを予測できれば良いように思うのですよね。確かに現在の株価がバブル水準にあるのであれば、将来伸びても良い成績は取れませんが、バブルってそんなに頻繁に発生するものではないので、そんなにそこは気にしないようにしています。バブルを気にして将来伸びる銘柄を逃すよりは、将来伸びる銘柄であればその伸びる予想に賭けて買っちゃいます。

私は大きな世の中の流れを把握しての「長期×テーマ投資」を軸にしており、短期中期は行っていません。『長期+インデックス』+『長期×テーマ投資』の組み合わせでポートフォリオを組んでいるのです。
たとえば、世界的な流れとしては、生成AI、自動運転、人型ロボット、量子コンピューター、宇宙開発、医薬・バイオ、日本の流れとしては、観光立国、円安トレンドといった、
世界や日本の大きな変化をテーマとして追い、その流れに乗る企業の個別株やETFを選ぶのが好きです。

インデックス投資をベースに、そこへ“サテライト”として個別株を少し加える。これが私にとって、退屈せず長く続けられる理想的な投資スタイルです。

今回は、そんな私が投資を学ぶ上で「これは何度も読み返している!」と思うサイトや本をランキング形式でご紹介します。
初心者の方には「入り口として理解しやすいもの」、初中級者の方には「次のステップに進むための思考を磨けるもの」を中心に選びました。

長期投資のおススメに入る前に、短期・中期投資の再現性の低さや難しさについてコメントしておきますね。人間って行動ファイナンスによると損に敏感で利益に鈍感になるようにできているんです。だから、損失が発生したときに損切りのルールってきちんと守れずにズルズルと損失を伸ばしてしまいがち、利益は利益を伸ばせずに1円でも利益が出ていたら負けたくないからすぐに確定しがちなんです。

そうすると、10回投資して、9勝1敗の好成績でも1回の損切りができない引き伸ばしによる負けで9回の勝ち以上のマイナスを出してしまうものなんです。昔やったFXでこれになることを経験しました。プロスペクト理論というのですが、普通の人は、おそらく99%くらいの人はこの性質を持っているんじゃないかなーと思います。1%以下のこの普通の人の感覚とは異なる感覚を持っている人がいると思われるのですが、この人たちだけが短期投資や中期投資で勝てるんだと思います。もともと持っている人間としての感覚が違うある種の宇宙人というか天才であり、後発的にこのような感覚を経験を通じて獲得することはおそらく難しく、無理だと思うので、普通の人は長期投資をやるしかないと私は確信を持っています。この話題はまた別途詳細を取り上げてみたいです。

それでは、ランキングに行きましょう!

初心者向けおすすめランキング

第1位 サイト:普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方 書籍:普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方 ★★★★★

投資を始めたばかりの人に、真っ先におすすめしたいサイトと書籍です。
難しい専門用語をほとんど使わず、誰にでも理解できる言葉で資産運用の本質を説明しています。

特に印象に残っているのは「完璧を目指さなくても、99点を取れば十分」という考え方。
市場の動きをすべて予測することは不可能ですが、正しい方向を選び、コツコツ続けるだけで長期的な成果が得られるというメッセージに強く共感しました。

このサイトの良いところは、記事一つひとつが「感情」ではなく「合理性」に基づいて書かれていること。
無理にリスクを取ることを勧めず、「誰でも再現できる運用」を軸にしています。

書籍版も非常に完成度が高く、投資信託やNISA、インデックス投資の仕組みを体系的に理解できる内容です。
「この1冊から始めれば十分」と言えるほどの良書です。初心者はこのサイトの考えのみを理解し自分の取れるリスクを取って全世界株かアメリカかを選ぶだけというのが最もシンプルで良い考え方です。私は欲張りなので99.5点を目指して+αをやってしまっているので、ときどきこの原点の考えを見直して99.5点を目指すがゆえに60点になってしまうような行動を取っていないかを確認するようにしています。

▶ 公式サイト:普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方
▶ 書籍(Amazon):普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方

第2位 書籍:改訂版 お金は寝かせて増やしなさい ★★★★

水瀬ケンイチさんの代表作。タイトルの通り、「お金を寝かせて増やす」発想が秀逸です。
焦って売買する必要はなく、時間を味方につけることで投資成果が安定するという、インデックス投資の基本哲学をやさしく解説しています。

この本の最も素晴らしい点は、とにかくわかりやすい。投資について何も知らない人が読んでもすぐに投資のエッセンスがわかるというレベルの平易さでありながら、単なる理論ではなく、実際の運用経験に基づいて書かれているので初心者でも信用をしやすく、再現性の高さを確認できるようになっています。
特にリーマンショックやコロナショックのような暴落時にどう行動したかの具体例があり、「暴落時に売らない」心構えを養うことができます。

投資の経験が浅い人ほど、この本を読むことで「焦らずに続ける投資家マインド」を身につけられると思います。

▶ 書籍(Amazon):改訂版 お金は寝かせて増やしなさい

第3位 書籍:敗者のゲーム ★★★★

チャールズ・エリスの名著。
この本は、株式市場を「勝者のゲーム」ではなく「敗者のゲーム」と定義しています。
つまり、他人を出し抜いて勝つよりも、「負けない戦い方」を続けることが投資成功の近道であるという考え方です。テニスをやったことある方ならわかるのですが、テニスってプロの試合を見ると決めるということが大事になりますが、あんな芸当を行えるのはすごくテニスをガンバった人だけで、まぁまぁうまい程度のテニスプレーヤーの大半は決めるのではなく相手のミスを待つのが勝利をするために大事なんです。ゲームは敗者がミスを重ねて決まるので「敗者のゲーム」と言われるのです。エリスはこの性質に着目して投資はミスをしないようにすることが大事。市場平均以上を狙ってエースを決めて勝つのではなく、市場平均に乗っかってミスをしないで勝ちましょうということだと私は理解しています。

プロのファンドマネージャーでさえ市場平均を上回ることが難しい時代に、個人投資家ができる最善策は「市場全体に分散し、コストを抑え、長く保有する」こと。
その王道を改めて確認できる名作です。何度読み返しても新しい気づきがあります。

▶ 書籍(Amazon):敗者のゲーム

第4位 サイト:氷河期ブログ ★★★

いわゆる「庶民投資家」目線で運用記録を続けているブログです。
特別な手法ではなく、地道に積立投資を継続している姿勢がとても参考になります。
資産形成が一部の成功者だけの話ではないことを実感させてくれる点が魅力。
日々の家計管理や投資の記録がリアルで、読者が「自分にもできそう」と感じられる構成になっています。

そして何よりもの魅力が優しい人柄のオーナーがリスクをうまく管理しながら、氷河期世代に勇気を与えるような投資実績を見せてくれている点です。自分でもインデックス投資をカウチポテト戦略で実行していけば、定年までに定年後に生きていくだけの資産を構築できる可能性を感じるということができるのではないかと思います。

私も氷河期世代の一員ですので、いつも共感しかありません。

▶ サイト:氷河期ブログ

第5位 サイト:ガンプな投資 ★★★

個人投資家ガンプさんのブログ。
日々のマーケットの動きに振り回されず、冷静に投資哲学を貫くスタンスが印象的です。
文章にユーモアと人間味があり、投資を「楽しみながら続ける」大切さを教えてくれます。
初心者でも読みやすく、肩の力を抜いて長期投資に向き合えるようになります。

特に、ガンプさんは個別株式を買って、ひたすら放置、ダメな株を掴むこともあるけれども、勝つ株が大勝ちしてくれるのでそれで勝手に資産がドンドン増えていくというスタンスで、グロース株で低配当株を中心にしているけど、結果的に配当だけで食べていける状態に至っているそうです。高配当株は増配率はあまりよくなく意外とグロース株の増配率の方が良いというのは知られてますが、グロース株の配当だけで食べられるようになるというのは、ゼロで死ぬというのを目指すのではなく数世代に資産を残すという方針の場合には究極の理想だと思います。

ガンプさんは、私の投資戦略が大きな影響を受けた方で、おそらく10億程度の資産を築いていると思われますが、億り人といわず、数億円の資産を築ける可能性があるということの可能性を認識させてくれた恩人であると思っています。正直、何度も何度も読み込んで、自分も同じような成功体験ができるはずと心の中に刻み込んでいます。

▶ サイト:ガンプな投資

初中級者向けおすすめランキング

第1位 サイト:普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方 書籍:普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方 ★★★★★

初心者の時に出会って感動したこのサイト・書籍は、実は初中級者になってからも読み返す価値があります。
投資の基本を知った後にもう一度読むと、「あの時は理解できなかった本質」が見えてくるのです。

記事更新も継続的に行われており、NISA制度改正や最新の経済トレンドにも触れています。
投資の「哲学」を確認する上で、繰り返し読みたいサイトでもあり書籍でもあります。

私は特にこのサイト書籍の考えを崇拝していますが、ちょっとアレンジをしてしまっています。アレンジは99点から点数を下げる行為ということなので、耳が痛いですが、どうしてもちょっとアレンジしたいので、この基本をいつも再確認して大きく点数を下げずに少しだけ点数を上げる努力をしています。

▶ 公式サイト:普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方
▶ 書籍(Amazon):普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方

第1位 書籍:メタトレンド投資 10倍株・100倍株の見つけ方 ★★★★★

個別株に興味を持ちはじめた人にぜひ読んでほしい1冊。
本書の魅力は「時代の潮流(メタトレンド)を読む力」を磨ける点にあります。

著者は、AI、再生医療、脱炭素、宇宙ビジネスなど、今後数十年で世界を変えるテーマを分析。
短期的な値動きではなく、“10年スパンで伸びる産業をどう見つけるか”という視点が学べます。

私自身もこの考え方を取り入れて、「生成AI」「医療バイオ」「宇宙関連」などのテーマの個別株に長期投資をしています。長期目線での成長セクター選びに役立つ一冊です。

私の投資は、インデックス×長期+テーマ個別株×長期になっているのですが、「テーマ個別株」の部分はこの中島さんの書籍の影響をめっちゃ受けています。テーマ個別×長期の「長期」の部分は下記のガンプな投資のガンプさんの投資の影響を受けており負ける株が出ても放置して、勝つ株に引っ張ってもらって市場平均以上の利益を得ようと目論んでいます(笑)

▶ 書籍(Amazon):メタトレンド投資 10倍株・100倍株の見つけ方

第1位 サイト:ガンプな投資 ★★★★★

ガンプさんのサイトは、初心者時代に学んだ内容をもう一段深く理解したい人に最適。
ポートフォリオ管理やセクター分散の考え方、為替や金利への視点など、幅広い観点で学べます。
また、精神的な安定の大切さや、FIRE後の生き方についても触れられており、投資を“人生の一部”として捉える感覚が養われます。とにかく、売らない個別株投資。良い銘柄を選んでひたすら信じて持って、勝ち組に負け組の分以上に引っ張ってもらって全体の資産の伸びを青天井で伸ばすというところは実は再現性が高いのではないかと思います。

▶ サイト:ガンプな投資

第4位 サイト:つくだに ★★★★

X(旧Twitter)でも人気のつくだにさん(@golden_inago)。
つくだにさんは確か東大を出ていて数字にめっちゃ強い天才型の方です。数式を使ってひたすらロジカルに投資をとらえる方で、会計士ではあるけれども数学に弱い私にはつくだにさんの数字感覚や数式での説明はめっちゃわかりやすくていつもひたすら勉強になります。

特に印象的なのは、モンテカルロシミュレーションにミーンリバージョンを組み合わせるというシミュレーションを実行されている点です。なお、私は弱めのミーンリバージョンはあるのではないかなーと思っています。じゃないと怖くってというのもあります。。。つくだにさんはFIRE研究という観点でのランキングをしたら第1位間違いなしですね。今度、FIRE研究ランキングをやってみたいと思っています。
私自身FIREを目指しているのでいつもつくだにさんのサイトをいつも参考にしています。

▶ X(旧Twitter):@golden_inago
▶ note:つくだに

第5位 書籍:敗者のゲーム ★★★

初中級者になっても読み返す価値がある名著。
むしろ経験を積んだ今だからこそ、文章の深さを実感します。
「負けないための戦略」が、投資を続ける上でどれほど重要かを再確認できます。

▶ 書籍(Amazon):敗者のゲーム

第5位 書籍:ウォール街のランダム・ウォーカー ★★★

データと理論の裏付けを持つ投資書の決定版。
効率的市場仮説やインデックス投資の理論を学ぶことで、マーケットを「予想する」のではなく「受け入れる」視点が身につきます。
中級者としての投資の軸を固めたい人に最適です。初心者向けに上げなかったのはちょい難しいんですよね。以前紹介した初心者は読んでも理解できなかったと言ってました。

▶ 書籍(Amazon):ウォール街のランダム・ウォーカー

まとめ:投資は「知識」よりも「続ける力」

長期投資は、どれだけ知識があっても続けられなければ成果は出ません。
そして、続けるためには「楽しむこと」も大事なのかなとも思います。ただし、投資は最も高価な趣味になっちゃう可能性もあります。特に短期や中期は。長期であれば高価な投資にはなりにくいと思いますので、個別株もまずは少額から初めてみても面白いかもしれません。

※本記事は公認会計士としての一般的な知見を踏まえつつ、筆者個人の見解を述べたものです。特定の銘柄・商品・投資行動を推奨・助言する意図はありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。

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